確かな学力と豊かな人間性を育成し、社会に貢献する人材を輩出する進学校

東京都市大学付属中学校・高等学校:東京都世田谷区

東京都市大学付属中学校・高等学校では、中学3年間で約60のテーマに取り組む、「科学実験」を行っています。クラスを2分割した少人数で行い、実験後は記述式のレポートを提出。分析力や思考力が伸長します。今回は、学校が大切にしていることや取り組みなど、ビタミンママが校長先生にお話を伺いました。

教科の枠を超えた発展的なプログラム

都内でもトップレベルの受験生を集める東京都市大学付属中学校・高等学校(以下、トシコー)。近年進学実績が急伸している完全中高一貫の男子校です。校訓「誠実、遵法、自主、協調」のもと、学んだ知識を生かし、国際社会に貢献できる人間力を育む教育を行っています。

中1、2の弁論大会。各クラスの代表者1名が弁士となり、アルママタ・ホールで熱弁をふるいます
東京都市大学付属中学校・高等学校:東京都世田谷区

「学びとは教わるものではなく、自ら進んで行うもの」との考えから、「主体的な学び」を軸とした独自のプログラムを展開しています。約60のテーマに取り組む「科学実験」、学校や趣味、環境問題などからテーマを選び原稿を作成して熱弁をふるう「弁論大会」、企業研修や社会人インタビューを通して働くことの意義や将来の夢について考える「キャリア・スタディ」など、自ら考え、探究し、発信する学びの場が豊富にあります。高1の「中期修了論文」は、仮説を立て、文献調査やフィールドワークを行いながら4000字以上の論文にまとめるもので、これをきっかけに進路を決める生徒もいます。

OBがバックアップする中3のキャリア・スタディ。多くのセミナーやインターンシップを体験します
東京都市大学付属中学校・高等学校:東京都世田谷区

生徒の6人に1人が帰国生
国際感覚が身につくグローバルな環境

トシコーでは帰国生入試を導入していますが、一般生と帰国生を分けることなくクラス編成を行い、双方が刺激し合って共にレベルアップしていくことや、さまざまな文化にふれることを重視しています。授業も一緒に受けますが、週7時間ある英語のうち4時間は、英語の運用能力が高い生徒向けのネイティブ講師による「取り出し授業」を行っています。これにより、帰国生は英語力をさらに伸ばし、一般生は憧れから英語への意欲が高まります。

「取り出し授業」は海外現地校と同じレベルの内容で、橋の成り立ちや竜巻の発生を調べて英語で発表することも
東京都市大学付属中学校・高等学校:東京都世田谷区

海外研修プログラムが充実していることも大きな特長です。どのプランにもホームステイが組み込まれており、英語力や異文化理解に加えて、「自立・自律」の精神も培います。帰国後は「家庭での会話が増え、身の回りのことを自分でするようになった」という保護者からの声もあり、英語を学ぶこと以外にも大きな成長がうかがえます。

「本校を第一志望とする受験生と保護者の声に応え、2023年度より2月1日の午前入試を導入します。本校で勉強も部活も頑張りたいという意欲のある男子を待っています(校長・篠塚弘康先生)」。

ビタミンママ編集部の注目ポイント

さまざまな学習サポートで生徒の「やる気」や「学力」をバックアップ

教室前や職員室前など校内の至る所に「スタディラウンジ」があり、休み時間や放課後になると先生に質問したり、友だち同士で教え合う姿が見られます。ランチタイムはにぎやかなカフェテリアも、放課後は卒業生のチューターが学習をサポートする自習スペースに一転。受験や大学生活についても気軽に教えてもらえます。また、苦手な科目を克服するための基礎補習や発展的な学習を行う応用講座、長期休暇中の特別講習、英検対策講座など、補習・講座も豊富にあり、生徒の学ぶ意欲をサポートします。

東京都市大学付属中学校・高等学校:東京都世田谷区

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お話を伺ったのは

東京都市大学付属中学校・高等学校校長 篠原弘康先生