国際バカロレア(IB)認定校として最先端の学びと、温かみが感じられる古き良き日本の子育てをバランスよく取り入れた保育を行っている町田こばと幼稚園。
カラフルな丸窓から差し込む太陽の光がファンタジックな空間を演出する「ひかりの広場」や、テニスコート4面分のネットの上で走ったり、寝そべったりできる「そらの広場」など、他に類を見ない独特の施設があることも特長です。
そんな町田こばと幼稚園に新しく、「えほんの広場」が開設されました。
同園の最大の特長でもあるIB教育において図書館は、子どもたちが絵本にふれあったり、図鑑で調べ物をしたりと、「知の宝庫」として重要な役割を担うと位置付けられています。これに基づき、園内の既存の4,000冊に加えて、えほんの広場にはさらに3,000冊の蔵書を予定しているそう。
この活動の一環で、玉川学園のDP生さんとの交流も盛んです。
話はそれますが、年中・年少児が夏に行う行事、夕涼み会でDP生が企画・実施してくれた釣りゲームは、川で魚、ペットボトル、ゴミを釣るというもの。そのなかで何を釣る? と園児に問いかけながらゲームを開始します。釣ったものによってポイントがつくのですが、環境問題に目を向け、ゴミやペットボトルを釣ることは魚よりもポイントが高いという設定になっていました。この発想には私たち教員も驚かされ、子どもたちの評価もとても高かったのが印象に残っています」と、園長代理の神蔵かおる先生。
えほんの広場は在園児が利用するだけでなく、就園前の親子や園を卒業した小学生が利用することも可能とのこと(会員登録が必要)。「こども誰でも通園制度」の実施を見据え、施設内にはトイレはもちろん、キッチンや授乳施設も完備しており、たくさんの可能性を秘めた施設と言えるでしょう。
「えほんの広場を通じて子どもだけでなく、たくさんの人たちが探究心、人間性や社会性など、さまざまな可能性を伸ばす場になればうれしいですね」と神蔵先生は話します。