市ヶ尾幼稚園の「おひさまランド」ってどんなところ?

横浜市青葉区にある市ヶ尾幼稚園。「子どもらしくのびのびと」がモットーの幼稚園で行われている、「2歳児親子クラス おひさまランド」のようすを先生にお聞きしました。

先生の周りに集まって「手遊び」。楽しくできるかな。

親子参加が基本の2歳児クラスと伺っています。

親子が一緒にいる安心感のなかで、お友だちや先生とのふれあいを通して、子どもたちのなかに親しみが育まれ、信頼が生まれます。こうでなければいけないと求めることや、気が向かない子に参加を強制することはありません。保育者は一人一人をしっかり目で追いながら、その子がやってみようという気持ちになった瞬間を逃さないようにしています。お母さんたちにはわが子と一緒に活動を楽しみ、心を動かす中で、子育ての仲間を作ってほしいと思います。

近くの畑でお母さんとジャガイモ掘りを体験。

少しずつですが2学期からは子どもだけの活動も取り入れていきます。例えばパン屋さんごっこでは、紙でパンを作るまではお母さんと一緒、パンを売るのはコックさんの帽子をかぶった子どもたちで、年中さんがお客さんになります。

幼稚園のむくろじの木から採れた実を竹に流す「むくろじ流し」。子どもたちはむくろじをスプーンですくって大喜び。

田園に囲まれた環境で、季節を感じ、自然とふれあう機会が多いのも魅力ですね。

園内、周辺には畑や竹林があり、在園児が野菜や果物を育てています。おひさまランドの子どもたちも6月はジャガイモ掘り、11月はサツマイモ掘りをして、ふかし芋パーティーをします。9月はお月見、12月は餅つきなど、月ごとに季節の行事を体験し、伝統文化を伝えることで情緒を育み、子どもの興味、関心を広げていきます。隔週で活動する水曜の午後は2クラス合同です。幼稚園の先生全員が参加し、園庭を広く使ったかくれんぼや、ホールをいっぱいに使っての絵の具遊びなどをダイナミックに楽しみます。在園児との交流も多く、楽しい経験をたくさん積み重ね、幼稚園への期待を膨らませていきます。

自分たちで作った商品でお店屋さんごっこ。

幼稚園ガイドブック&よりよい発達ってなんだろう?Vol.93

お話を伺ったのは

木村 由里子先生(左)・高橋 幸代先生(右)

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