作ってみよう!冬のあったかお雑煮

お雑煮はお正月やおめでたいときに食べるおもちの入った汁もののこと。
日本中で食べられていますが、地域によって具材や味つけがちがう、とくべつな料理です。

紹介するレシピは、食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:2024年冬号で掲載しています。

角もちが入ったすまし汁 関東風雑煮の作り方

【材料(2人分)】
角もち:4個
大根とにんじんの輪切りを花の抜き型で抜いたもの:各1枚ずつ
青菜(小松菜、ほうれん草など):1株
とりもも肉:100g
ゆずの皮:適宜
だし汁:2カップ
しょうゆ:小さじ1
塩:小さじ1/4
【作り方】
①とり肉は一口大に切る。青菜はさっとゆでて水を絞り、3〜4㎝長さに切る。
②鍋にだし汁と調味料を入れて火にかける。ふっとうしたら1を入れて5分ほど煮る。そのあいだにもちを焼く。
③とり肉に火が通ったらもちを加えてひと煮立ちさせ、火を止める。
④器に盛り、青菜とゆずの皮を添える。

丸もち入りの白みそ仕立て 関西風雑煮の作り方

【材料(2人分)】
丸もち:2~4個
大根、にんじんの輪切り:各2枚
里いも:1個
とり肉:100g
けずりがつお、ゆずのかわ:各適量
だし汁:2カップ
白みそ:50g
塩:ひとつまみ
【作り方】
①とり肉は一口大に切る。里いもは皮をむいて食べやすい大きさに切り、さっとゆでてぬめりをとる。
② 鍋にだし汁を入れてみそをとき、塩を加えて火にかける。
ふっとうしたら、とり肉、大根、にんじんを加え、ふたたび煮立ったら弱火で5分ほど煮る。
細かいあくがでてくるのでていねいに取りのぞく。
③2に丸もちと1の里いもを加え、もちがやわらかくなるまで煮たら火を止めてうつわにもる。
けずりがつお、ゆずの皮をちらす。

かんたん!おいしいだしの取り方

【材料(作りやすい分量)】
だしこんぶ:10g
けずりがつお:15g
水:1ℓ
【作り方】
① 鍋にこんぶと水を入れて30分おく。

②①を中火にかけ、ふっとう直前にけずりがつおを加え、弱火にして1分煮る。火を止め、そのまま5分ほどおく。

③ざるにキッチンペーパーやガーゼなどをかさねて2をこす。

出来上がり!

もっと知りたい!お雑煮のこと

お正月には、門松やかがみもちなどを飾る習わしがありますが、これらは「年神さま」をお迎えするためのもの。年神さまとは、1年のしあわせや福をもたらす神さまで、このとき供えておいたおもちやお供えを煮たものがお雑煮です。
お雑煮は地域や家によって、もちの形や具材、汁などがちがいます。おもに日本の東のほうでは角もち、西の方では丸もちが使われ、汁は全国的にすまし汁のところが多いですが、近畿地方では白みそ仕立て、香川県ではおなじ白みそ仕立てでも、あん入りの丸もちを使います。
鳥取県では丸もちをあずきの汁で、岩手県では、すまし汁に入れた角もちを甘いくるみだれにつけて食べるなど、さまざまな文化があらわれている料理です。

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