
変化の激しい現代社会において、子どもたちに求められるのは、自ら問いを立て、考え、行動する「生きる力」です。
独自のカリキュラムや最先端のICT教育、教科の枠を超えた探究学習など、私立の中高一貫校はそれぞれの建学の精神に基づいたオリジナリティあふれる教育を実践しています。
今回は、生徒一人ひとりの個性に寄り添い、夢を大きく育ててくれる注目の私立中高一貫校を徹底取材。学校の数だけある「魅力的な学びのカタチ」から、ご家庭の教育方針にぴったりの一校を見つけてみませんか?
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掲載校一覧
【共学校】
・東京都市大学等々力中学校・高等学校(世田谷区/等々力駅)
・成城学園中学校高等学校(世田谷区/成城学園前駅)
・青稜中学校・高等学校(品川区/下神明駅)
・桐蔭学園中等教育学校(横浜市/あざみ野駅、青葉台駅)
・文教大付属中学校・高等学校(品川区/旗の台駅)
・安田学園中学校・高等学校(墨田区/両国駅)
・玉川学園 中学部・高等部(町田市/玉川学園前駅)
・東京農業大学第一高等学校・中等部(世田谷区/経堂駅)
【男子校】
【女子校】
・神奈川学園中学・高等学校(横浜市/横浜駅)
・玉川聖学院中等部・高等部(世田谷区/九品仏駅)
・清泉女学院中学高等学校(鎌倉市/大船駅)
・日本女子大附属中学校高等学校(川崎市/読売ランド前駅)
・湘南白百合学園中学・高等学校(藤沢市/片瀬山駅)
・トキワ松学園中学校高等学校(目黒区/都立大学駅)
・聖園女学院中学校・高等学校(藤沢市/藤沢本町駅)
・神田女学園中学校高等学校(千代田区/神保町駅)
・女子美術大学付属高等学校・中学校(杉並区/東高円寺駅)
【共学校】
東京都市大学等々力中学校・高等学校(世田谷区/等々力駅)
実験重視の理科教育「SST」とは
「本物を見て、触れて、確かめること」にこだわり、中学1年・中学2年の理科の授業を、ほぼすべて実験に費やします。中学1年では生物と物理を、中学2年では地学と化学をテーマに、約100もの実験・観察を実施。

東急グループの礎を築いた五島慶太先生が、「世の中のために、人のために」という思想のもとに創立した学校を前身とする、東京都市大学等々力中学校・高等学校。 2009年「東京都市大学グループ」の誕生を機に、校名も新たに共学校として生まれ変わりま[…]
東京都市大学等々力中学校・高等学校の基本情報や取材記事はこちら
成城学園中学校高等学校(東京都世田谷区)
英語を通して、自分や社会との関わりを考える
4年間のプログラム
中学1年から高校1年まで週に1回、「Global Competence Program(GCP)」を実施しています。外部専門機関で研修を受けたネイティブ教師と、当校の教員によるティーム・ティーチングで授業を行い、英語を使いながら多様な価値観や社会との関わりについて考えるプログラムです。

ネイティブ教師が授業を進め、日本人教員が生徒一人ひとりの理解度を確認しながらサポートするティーム・ティーチング。安心して英語で考え、対話できる環境が整っています。(成城学園中学校高等学校)
成城学園中学校高等学校では、中学1年から高校1年まで「Global Competence Program(GCP)」を実施しています。ネイティブ教員と日本人教員によるティーム・ティーチングのもと、英語を「学ぶ」のではなく、英語を使って自分自[…]
青稜中学校・高等学校(東京都品川区)
生徒の自主的な学びを支える、放課後の学習支援システム
「自主的な学び」を大切にしており、放課後の学習支援体制が充実していることも同校の大きな特長です。
そのひとつが「Sラボ」です。2つの専用教室には、集中して学習できる個別ブースを約130席備え、数人の専任スタッフが常駐しています。その日の授業内容の反復や苦手科目の復習に取り組み、「校内で1日の学びを完結させる」学習スタイルを実践しています。

個別ブースがずらりと並ぶ「Sラボ」の教室内。平日の放課後は16時から20時30分まで。土曜日も利用可能です。(青稜中学校・高等学校)
新たな街のランドマーク「大井町トラックス」が開業し、にぎわいを見せる大井町駅から徒歩7分ほど。駅前の喧騒からは一転、公園が点在するのんびりとした街並みに溶け込むように、青稜中学校・高等学校があります。 1995年の男女共学化以降、大胆かつ[…]
桐蔭学園中等教育学校(神奈川県横浜市)
「AI教育」と「里山プロジェクト」で育む、未来を生き抜く力
最先端のテクノロジーと、豊かな自然のなかで五感を使ったリアルな体験という、一見すると正反対に思える二つの取り組みは、実はどちらも「自ら考え 判断し 行動できる子どもたち」という同校の教育ビジョンから生まれています。

生成AIを学びのパートナーに。ただスキルを習得するだけでなく、生活をよりよくするための向き合い方を主体的に学びます。(桐蔭学園中等教育学校)
桐蔭学園中等教育学校が2026年度から本格的にスタートさせた「AI教育」と「里山プロジェクト」。 最先端のテクノロジーと、豊かな自然のなかで五感を使ったリアルな体験という、一見すると正反対に思える二つの取り組みは、実はどちらも「自ら考[…]
文教大付属中学校・高等学校(品川区/旗の台駅)
英語を学ぶのではなく、英語でつながる。
中学1年から始まるGCP
Global Competence Program(GCP)は、グローバル社会で必要とされる知識やスキル、多様な価値観を理解する力を育むプログラムです。英語を「学ぶ」ことだけを目的とするのではなく、英語を使って社会課題について考え、自分の意見を伝え、仲間と協力しながら答えを探していきます。

この日の中学2年の授業テーマは「Who is the writer?」。
自分の経験や気持ちを英語で表現し、発表を聞いた生徒たちが誰について書かれた文章なのかを考える活動を行いました。
文教大学付属中学校・高等学校では、中学1年から高校1年までGlobal Competence Program(GCP)を実施しています。英語を使って社会課題について考え、仲間と協力する力を育むプログラムです。生徒をよく知る担任の先生も授業に[…]
文教大付属中学校・高等学校(東京都品川区)の基本情報や取材記事はこちら
安田学園中学校・高等学校(墨田区/両国駅)
答えのない問いを、自ら楽しみ、挑み続ける力を育てる「探究プログラム」
探究プログラムでは、その先にある『未知の世界に対して自ら問いを立て、挑戦する力』を育みます。もっている知識の輪を外へと広げ、答えのない問いに挑む姿勢を養っていき、学年を追うごとに段階的に発展していく体系的なカリキュラムです。

安田学園の探究プログラムでは、「観察→疑問→仮説→検証→考察」という科学的アプローチを徹底。感覚に頼るのではなく、根拠を持って論理的に思考・表現する方法の習得を目指します。(安田学園中学校・高等学校)
中学1年生の探究プログラムの様子。夏の宿泊行事「大房岬での探究活動」に向け、磯の生き物についての事前調査とグループワークに熱心に取り組んでいました。(安田学園中学校・高等学校) この日の探究プログラムのテーマは「推しの子を探そう」。中[…]
玉川学園 中学部・高等部(東京都町田市)
自学自律の精神のもと、とことん興味を探究する自由研究
玉川学園中学部・高等部の教育を象徴する「自由研究」。中学1・2年生は全19分野もの選択肢から、自らの興味・関心に合わせてテーマを選び、毎週2時間をその探究に充てています。

教科学習から芸術、スポーツまで全19分野から選べる自由研究。「工作」の現場では、黙々とヴァイオリンの木肌を削る生徒たちの姿がありました。(玉川学園中学部・高等部)
玉川学園中学部・高等部の教育を象徴する「自由研究」。中学1・2年生は全19分野もの選択肢から、自らの興味・関心に合わせてテーマを選び、毎週2時間をその探究に充てています。 さらに中学3年生では、論理的思考や論文作成のスキルを基礎から学[…]
東京農業大学第一高等学校・中等部(東京都世田谷区)
自分の好きなものに向き合う、それを突き詰める
「教育の最終目標は自立」、自分の好きなものに向き合う、それを突き詰めることが、自立につながります。

先生に指導を受けながら動画制作。先生のアドバイスで、こだわりの作品が生み出されます。(東京農業大学第一高等学校・中等部)
明治期の政治家、榎本武揚が設立した徳川育英会の育英黌農業科をルーツにもつ東京農業大学の隣に、東京農業大学第一高等学校・中等部があります。 同校の教育理念は「知耕実学」。敷地内に豊かな自然を擁する同校で、生徒はさまざまな実学を通して自ら[…]
【男子校】
高輪中学高等学校(東京都港区)
充実した先取り学習を支える教師陣の手厚いサポート
中高6年間のカリキュラムのもと、主要3教科で先取り学習を実施。特に数学は中学2年後半から高校内容に入り、高校2年までに課程をほぼ修了します。一方で、再テストや補習など手厚いフォロー体制を整えています。

主要3教科で頻繁に実施される再テスト。生徒一人ひとりの「つまずき」を早い段階でキャッチし、即座に指導へ繋げます(高輪中学高等学校)
東京都港区にある高輪中学高等学校では、中高6年間のカリキュラムのもと、主要3教科で先取り学習を実施。特に数学は中学2年後半から高校内容に入り、高校2年までに課程をほぼ修了します。 一方で、再テストや補習など手厚いフォロー体制を整え、一[…]
【女子校】
神奈川学園中学・高等学校(神奈川県横浜市)
主体性を育む「デザインする土曜日」で、
自分らしい学びを選択
生徒たちは、特別土曜講座「KG OPEN HUB」に参加したり、部活動やボランティア活動、あるいは自習に取り組んだりと、自らの過ごし方を主体的に選ぶことができるようになりました。2026年度の「KG OPEN HUB」は、170もの魅力的な講座が年間スケジュールを彩ります。

部活動に打ち込んだり、「KG OPEN HUB」の講座に参加したり、「週末自習室」で復習したり。「デザインできる土曜日」で、より主体的に学校生活を送れるようになりました。(神奈川学園中学校)
2026年度、神奈川学園中学校で特別土曜講座「KG OPEN HUB」がスタート! 生徒たちは年間170もの多彩な講座から、自分の興味に合わせて自由に参加できます。 なかには、「映画監督の講座で、自分が主人公になったみたいで楽しかっ[…]
玉川聖学院中等部・高等部(東京都世田谷区)
キリスト教を軸にした人間理解
キリスト教に基づく3つの教育方針として、「かけがえのない私の発見」「違っているからすばらしいという発見」「自分の可能性、使命の発見」を掲げる玉川聖学院。高校1年・2年では、キリスト教を軸に自分や他者、人生について考える「総合科・人間学」の授業が始まります。

人間学の授業は、玉川聖学院の3つの教育方針「かけがえのない私の発見」「違っているからすばらしいという発見」「自分の可能性、使命の発見」につながります。
人間学の授業は、玉川聖学院の3つの教育方針「かけがえのない私の発見」「違っているからすばらしいという発見」「自分の可能性、使命の発見」につながります。 キリスト教のミッションスクールである玉川聖学院中等部・高等部。 聖書に基づく心の[…]
清泉女学院中学高等学校(鎌倉市城廻)
広大な森も学びのフィールド!
五感を使った体験を何より大切にする清泉の理科
清泉女学院中学高等学校の理科教育において、最も根底にあるのは「本物に触れる学び」です。
教科書に書かれている知識を暗記するだけでなく、生徒自らが手を動かし、観察する実験の授業が数多く取り入れられているのが大きな特長です。

生物の「発生」や「遺伝」について、「机上の勉強だけでなく、本物に触れて学んでほしい」と淡水魚の人工授精実験を導入している小林先生。生物教室の窓際には、生徒たちが毎日観察できるよう、いくつもの水槽が並べられていました。(清泉女学院中学高等学校)
スペインで設立された聖心侍女修道会によって、1948年に創立された清泉女学院中学高等学校。 玉縄城跡という豊かな自然に囲まれた学び舎で、キリスト教教育を軸に、やさしさと品格を備え、社会に主体的に関わり貢献する女性の育成を目指します。 […]
日本女子大学附属中学校・高等学校(川崎市多摩区)
何を選ぶかは自分次第
自由に研究できるのが楽しい!
「年間研究」は、チャレンジ精神や好きなことにとことん取り組む姿勢を育むとともに、論理的思考力や表現力も身につきます。

「建物のリノベーション」をテーマに、中間発表を行う生徒。リノベーションとは何か、そのメリット、社会への影響など、約半年の成果を発表します。わかりやすい伝え方やスライドの作り方といったスキルも向上します。(日本女子大学附属中学校・高等学校)
日本女子大学附属中学校・高等学校では、創立者である成瀬仁蔵の言葉「自学自動」を教育の原点とし、約9万坪の緑豊かな敷地内で附属校ならではのゆとりある6年間を過ごします。 中学3年生が取り組む「年間研究」は、チャレンジ精神や好きなことにと[…]
日本女子大学附属中学校・高等学校の基本情報や取材記事はこちら
トキワ松学園中学校高等学校(東京都目黒区)
「探究の時間」4つのゼミで自分の興味関心にしっかりと向き合う
トキワ松学園中学校高等学校の生徒たちは「探究女子」を標榜しています。「探究女子」とは「みつける」「しらべる」「わかちあう」の3ステップで生涯にわたって探究を繰り返し、成長し続ける人のこと。6年間の学校生活の中で、個々の興味関心によってさまざまな分野で自身の「なぜ?」や「どうして?」に向き合っていきます。

エッチング版画を制作する授業。エッチング技術は工学の世界にもあり、学びを深めることでアート以外にも活躍の道が開けます。(トキワ松学園中学校高等学校)
目黒区碑文谷に校舎を構えるトキワ松学園中学校高等学校は、創立時の校長 三角錫子が遺した「鋼鉄(はがね)に一輪のすみれの花を添えて」という言葉を受け継ぎ、芯の強さと優しさを兼ね備えた女性を育成します。 自分の興味関心をとことん追究する6[…]
聖園女学院中学校・高等学校(神奈川県藤沢市)
相互尊重に重きをおいた「コミュニケーション研修プログラム」
「コミュニケーション研修プログラム」は、異なる価値観をもつ仲間とどう関係性を築いていくか、そのための広い視野や幅広い教養を養うための研修です。

グループで大きな輪を引っ張り合っている、「PA研修」の様子。誰かが手を緩めたら、ほかの誰かが倒れるかもしれないので、お互いの信頼関係が大切です。このアクティビティを通し、相互理解やコミュニケーションの重要性を学びます(聖園女学院中学校・高等学校)
1946年の創立以来、カトリックの教えに基づき、自分と他者を大切にする心と真の教養を育むことを教育理念に掲げてきた聖園女学院中学校・高等学校。きめ細やかな学習支援や国際教育にも力を入れ、生徒一人一人の成長を手厚くサポートします。 なか[…]
湘南白百合学園中学・高等学校(神奈川県藤沢市)
研究者の視点が生かされた
生徒から問いを引き出す授業
湘南白百合学園は20年以上前から「探究」活動に取り組んできました。
この「答えのない問いと向き合いながら考えを深める」活動において必要な力は、生徒が主体的に学ぶ力です。
この主体的に学ぶ力をさらに育てていくために、全教科の授業で「考えさせる授業=探究型授業」にシフトしています。

研究授業のテーマは、「生徒自らが問題に興味を持ち、学びの姿勢が積極的になるにはどうしたらよいか」。生徒自身が考えを巡らせる時間がたっぷり設けられています。(湘南白百合学園中学・高等学校)
湘南の海を見下ろし、江ノ島から富士山までを一望できる丘の上に位置する湘南白百合学園中学・高等学校。 「愛ある人」として国際社会の発展に寄与する女性を輩出することを目指し、論理的な思考力や探究する力を育むさまざまな取り組みを用意していま[…]
湘南白百合学園中学・高等学校のwebサイトの基本情報や取材記事はこちら
神田女学園中学校高等学校(千代田区/神保町駅)
母語+英語+第二外国語」の多言語教育で
「世界」で自分を語れる力を養う
英語プラスもう一言語を学ぶことで、より言語運用能力を高める「多言語教育」を推進しています。

中学3年から、英語のほか、第二外国語としてフランス語・中国語・韓国語のいずれかひとつを選択して学びます。(神田女学園中学高等学校)
1890年、女子教育の必要性を痛感した初代校長の竹澤里先生が、幾多の試練を乗り越え、創立した神田女学園。以来、女子教育の伝統は脈々と受け継がれ、「誠愛勤朗」という言葉と共に今なお学園の中に息づいています。 自主性・創造性・国際性の[…]
女子美術大学付属高等学校・中学校(杉並区/東高円寺駅)
「好き」を出発点に、タネをまいて育てる授業展開
授業では、「美術が好き」という気持ちを何よりも大切にし、その気持ちを出発点に、得意や興味の幅を広げられるような課題を設定しています。

アート・イングリッシュの授業では、意見を交わしながら、英語と表現力を同時に育みます(女子美術大学付属高等学校・中学校)
「絵を描くのが好き」「作るのが楽しい」。そんな子どもたちの内から湧き上がるシンプルな情熱を、何よりも大切にしているのが、東京都杉並区の閑静な住宅街に校舎を構える、女子美術大学付属高等学校・中学校です。 生徒一人一人の「美術が好き」を原[…]
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